お手元で計測業水準のキャプチャが実現するレーザースキャナ
Artec初のターゲットを利用する3Dレーザースキャナをお求めになれば、国際標準化機構(ISO)認定済で計測業水準の3Dスキャニングが皆様のワークフローへ加わります。Artec Pointは、品質管理やリバースエンジニアリング向けに、黒色や光沢のある外観を持つ複雑なサーフェスを最大0.02mmの精度で迅速にキャプチャします。
結果を最大化するために、グリッドや平行、シングルレーザーの3つのモードの切り替えができます。また、狭いエリアのキャプチャには、急な視野角に固定されたHDカメラの利用が可能です。軽量でありながら頑丈な金属製シャーシを備えたArtec Pointは、過酷な産業環境でも多用途に使用できます。
複雑なオブジェクトのキャプチャで高い再現性と正確な精度が求められる場合、Artec Pointは常にその性能を発揮し、高速で信頼性の高いデータが必要な場合に最適なソリューションとなります。
極めて正確なモデルを一貫して提供
メトロロジーグレードの精度
Artec Pointは、複雑なサーフェスを驚異的な精度と再現性でキャプチャし、産業計測のための高品質データを常に提供します。
驚異的な使いやすさ
Artec Pointの主要な機能のほとんどは、ユーザーがワークフローの効率を最適化できるように設定でき、簡単にアクセスできる4つのボタンで実行ができます。
確実に安定したトラッキング
最大120FPSの速度でオブジェクトをキャプチャし、ターゲットをオブジェクトに完全にロックしたままトラッキングをすることで、データに漏れがないことを確保し、Artec Pointを簡単に使用できるようにします。
スキャンが困難なサーフェスに対応するモード切替
最適な結果を得るために、3つのモードの切り替えができます。高速グリッド、複雑なジオメトリのキャプチャ用平行レーザー、そして深い穴などの複雑なジオメトリ用シングルレーザーの3種類からお選びください。
拡大して詳細を確認
サーフェスを最大8倍にまで拡大して、一見よく見えない細かい詳細をしっかりキャプチャする完全なスキャン範囲を実現します。
広い視野
Artec Pointの3Dレーザースキャナは広大なスキャン領域を特徴としており、ターゲットを視野に入れたまま大型オブジェクトをキャプチャし、シームレスで高速な3Dスキャンを実行できます。
計測用の3Dスキャンに最適
計測認定を受けた3Dレーザースキャナ
Artec Pointの高精度と再現性はISOおよびVDI/VDEからの認定を受けているため、高度な計測に使用でき、信頼性の高い結果が即座に得られるという確信が得られます。
高い再現性を実現
直感的に使用できるインターフェースと確実なトラッキングにより、Artec Pointはオペレーターのスキルを問わず、設定を微調整しなくても再現性のある結果が得られます。
限られたエリアでのキャプチャ
超軽量のフレームと人間工学に基づいたデザインにより、Artec Pointは片手で簡単に使用が可能で、それを傾けると被写体の底の部分や背面側、そして手の届かないような場所でもスキャンができます。
頑丈な造り
手で握りやすい金属製のケースに収められたArtec Pointの3Dスキャナは、耐久性が求められる産業用計測の用途に最適です。
技術仕様
スキャナタイプ | ハンドヘルド型 |
3D光源 | 青色レーザー、クラス II (目に安全) |
最高3Dポイント精度 | 0.02 mm |
最大体積精度 | 0.015 mm + 0.035 mm/m 0.015 mm + 0.015 mm/m (Artec 計測キット使用時) |
重量 | 570g |
最高スキャン速度 | 280万回/秒 |
最高キャプチャレート | 120FPS |
スキャンエリア | 700 × 600 mm |
被写界深度 | 550 mm |
スキャン対象/領域のサイズ | S~L |
認証 | VDI/VDE 2634およびJJF 1951に基づくISO 17025認定 |
ワンクリックでさまざまなサーフェスに適応
軽量3Dモデルのポリゴン数を最小限に抑えながら、17 × 17のクロスレーザーグリッドを使用してワークフローを高速化し、大型オブジェクトを正確かつ迅速にキャプチャします。
7本の平行レーザーを使用して複雑なサーフェスを高解像度でデジタル化し、彫刻された特徴等のより細かいディテールを検出し、高度な計測作業に必要なデータを取得します。
シングルレーザーを使用して手の届きにくいエリアに入り込み、必要な場所で正確にデータをキャプチャをします。深い溝や穴の内部でも、品質検査やリバースエンジニアリングに対応できます。
Artec Studio
リアルタイムで可視化
Artec Studioの直感的に色分けされた3Dレーダーは、最適なデータキャプチャに向けてスキャン方法を調整する上で必要となるフィードバックをユーザーにリアルタイムで提供します。
迅速なデータ処理
ターゲットベースの3DスキャナとArtec Studioは完璧な組み合わせです。キャプチャと処理が非常に迅速かつ簡単で、スキャンからメッシュへの変換が数秒で完了することもよくあります。
真の万能ソフトウェア
Artec Studioはリバースエンジニアリングや検査における必需品をすべて備えており、ワンクリックでデータをZEISS INSPECTまたはControl Xに送信できるため、より高度な使用例にも対応できます。
スキャンをCADデータと比較
メッシュを整理して自動サーフェス機能でCADボディを作成したら、そのタブから離れたり、別のソフトウェアを開かなくても、偏差を即座にチェックできます。
内蔵された検査ツール内
スキャンを断面ごとに分割し、Artec Studioの3D比較マップで欠陥を明らかにし、直感的に行える公差確認で製品が基準を満たしていることをチェックします。
スキャンを結合して結果を向上
当社初のハンドヘルド型でターゲットベースの3Dレーザースキャナで得たスキャンと他のArtec 3D社製スキャナでキャプチャされたデータを組み合わせることで、大型でより詳細な3Dモデルを作成できます。
適用例
品質管理
製品のバッチを綿密に検査し、それらが取り付けられたり顧客に出荷される前に、必要な許容公差と品質基準を満たしていることを確認できます。
リバースエンジニアリング
精度は効果的なリバースエンジニアリングの基礎となる要素です。比較のために正確なジオメトリの計測を得たり、イテレーションのために複製を作成しましょう。
レトロフィット
流通しなくなった部品をキャプチャしたり、CADに変換したり、最新のアプリケーション用に向けて再製造しましょう。必要に応じて適切な改良を加えることも可能です。
アフターマーケット部品の作成
サブミリメートルレベルの精度を提供する3Dスキャナを使用することで、既存のジオメトリにぴったりフィットするカスタム仕様の自動車のボンネット等の新しい部品を設計できます。
メンテナンス、修理、オーバーホール
損傷した部品を高精度でデジタル化し、欠陥を見つけ、許容範囲外のジオメトリを明らかにし、アセンブリとワークフローの運用を維持するための修理を行うことが可能になります。
あらゆるスケールでの検査
あらゆる小規模から中規模の製品が望ましい性能を発揮することを確認できます。少量生産から産業規模まで、Artec Pointは部品を細部までチェックするのに最適です。
産業
自動車産業
機敏で軽量、そして超高精度の3Dスキャンは、車両のボンネットやドアパネル、スポイラー、そしてスキャン操作が困難な車内まで、あらゆるものをキャプチャするのに最適です。
航空宇宙産業
極めて微細な許容公差を満たすことは常に困難です。Artec Pointは高速で、使用法の修得も簡単で、光沢があって扱いにくい翼型をキャプチャする際に優れた精度を提供します。
製造業
機械加工や射出成形、鋳造、あるいは全く別のタイプの技術を使用する場合でも、Artec Pointの3Dスキャナは高速で非接触の優れたQIソリューションです。
重工業
大型で重量のあるオブジェクトをキャプチャする場合でも、Artec Pointはそれらに対応可能です。小さなボルトから鋳鉄品まで、あらゆるものを簡単に正確にデジタル化します。
鋳型製造
規格に準拠していない鋳型からは、基準を満たさない部品しか生産されません。本格的な生産に入る前に、Artec Pointの超高精度スキャンモードを活用することで、ジオメトリを詳細に評価しましょう。
エネルギー分野
Artec Pointは、ピストンヘッドや洋上ネットワーク用パイプなどのエネルギー分野で取り付けられる部品の検査や、修理や交換が必要かどうかのチェックに最適です。
よくある質問
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Artec Pointの3Dレーザースキャナにはターゲットが必要ですか?
はい、Artec Pointはターゲットベースの3Dスキャナです。つまり、最良の結果を得るには、ユーザーはキャプチャしたいオブジェクトにターゲットを設定する必要があります。ただし、キャリブレーション後は、他のArtec 3D社製スキャナと同じように、Artec Studioでスキャンデータを簡単にキャプチャして処理することが可能です。
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Artec Pointのスキャンモードはどのように機能しますか?
Artec Pointの3つのモードは、ボタンをクリックするだけで切り替えることができます。Artec Pointが提供する超高速スキャンは大型オブジェクトを迅速にキャプチャし、超高精度スキャンはスキャンが難しいサーフェスに対してより高い解像度を提供し、深い穴向けスキャンは狭いジオメトリをデジタル化するのに最適です。
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Artec Pointは他のArtec 3Dスキャナと併用できますか?
もちろんです!Artec Pointを含むArtec 3D社製スキャナでキャプチャされたデータは、各デバイスの最高解像度のデータを使用して形成された非常に詳細なモデルに組み合わせることができます。
3Dスキャナの機種
スキャナのタイプ | ハンドヘルド |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ
極小型:<5 cm 小型: 5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
中~大型 |
精度 | 最大0.1 mm |
解像度 | 最大0.2 mm |
スキャナのタイプ | 長距離用 |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ
極小型:<5 cm 小型: 5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
L、XL |
3Dポイント正確度 | 1.9 mm @ 10 m |
解像度 | 3 / 6 / 12 mm @ 10 m |
スキャナのタイプ | 卓上型 |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ:
極小型:<5 cm 小型: 5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
S、及びXS |
精度 | 0.005 mm |
解像度 | 40ミクロン |
スキャナのタイプ | ハンドヘルド型 |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ
極小型:<5 cm 小型:5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
S、M |
3Dポイント正確度 | 0.05 mm |
3D解像度 | 0.05 mm |
スキャナのタイプ | 写真測量 |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ
極小型:<5 cm 小型: 5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
中型、大型、超大型 |
精度 | 最大0.002 mm |
解像度 | — |
スキャナのタイプ | ハンドヘルド |
オブジェクトのサイズ:
典型的なオブジェクトサイズ
極小型:<5 cm 小型: 5–20 cm 中型:20–50 cm 大型:50–200 cm 超大型:>200 cm |
中~大型 |
精度 | 最大0.1 mm |
解像度 | 最大0.2 mm |
機能仕様
解像度、及び精度 | |
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解像度(最大) | 0.02 mm |
精度(最大) | 0.02 mm |
被写体距離3D精度(最大) | 0.015 mm + 0.035 mm/m 0.015 mm + 0.015 mm/m (Artec 計測キット使用時) |
スキャン範囲 | |
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スキャン対象オブジェクト/領域のサイズ | S~L |
作業範囲 | > 300 mm |
最長距離撮影範囲(高さ×幅) | 700 × 600 mm |
被写界深度 | 550 mm |
スキャン速度 | |
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リアルタイムフュージョンでの3D再現率(最大) | 120 fps |
データ取得速度(最大) | 280万回の測定/秒 |
スキャンモード | |
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超高速スキャン | 17本の交差した青色レーザー |
超高精度スキャン | 7本の平行な青色レーザーライン |
深い穴向けスキャン | 1本の青色レーザーライン |
ハードウェア | |
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スキャナのタイプ | ハンドヘルド型 |
電源 | AC/DC電源アダプタ、24V |
インターフェース | USB 3.0 |
3D構造化光光源 | クラス II 青色レーザー(目に安全なタイプ) |
寸法(高さ×奥行×幅) | 203 × 80 × 44 mm |
重量 | 0.57 kg |
保証期間 | 1年 |
互換性 | |
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サポートOS | Windows 10、11 |
推奨PC要件 | 8コア、16スレッド、2.6GHz以上、64GB以上のRAM、8GB VRAMのGPUを搭載したIntelプロセッサ |
最低PC要件 | 8コア、16スレッド、2.6GHz以上、32GB以上のRAM、4GB VRAMのGPUを搭載したIntelプロセッサ |
出力形式 | |
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3Dメッシュ | OBJ、PLY、WRL、STL、AOP、ASC、PTX、E57、及びXYZRGB |
CAD | STEP、IGES、及びX_T |
計測結果 | CSV、DXF、及びXML |