医学研修や研究で使える3D解剖学用モデルをThreeding.comからダウンロード、3Dプリントできます
ブルガリアの3Dスキャン愛用集団であるThreeding社を覚えていますか?同社では無料ダウンロードや有料ダウンロードしたり、同社のプリントサービスを使ってプリントしたりできる3Dモデルを提供しています。先日、Threeding社によるブルガリアの国立軍事史博物館のアーティファクトのスキャンプロジェクトについてお伝えしました。最近、芸術作品やデザイン作品の3Dモデルを各種揃えている同社のオンラインデータベースの品揃えがさらに拡充され、医師、医学生、さらには人体に興味を持つ誰でもが入手できる人体の解剖用モデルシリーズの提供も開始しました。
「Threeding社が提供する新モデルを使えることを楽しみにしています」こう語るのは、解剖学の専門家であるアイザック・コーエン氏。「従来、私たちは大手解剖用モデルベンダから高額なモデルを注文していました。これからは、私どもの研究所にある3Dプリンタを使っていつでも手に入れることができます。これにより、解剖にかかる研究費を節約することができます。」
現在、Threeding社の完全テクスチャ加工済み解剖用モデルシリーズには、肩甲骨、手足の骨、骨盤、背骨、仙骨、脳を含む37の部位を提供しています。これらはすべて、ARTEC 3Dのスキャナを使って制作されました。各部位は6種類のマテリアルで、40色以上を使ってプリント可能です。今後、シリーズはさらに拡充していく予定です。