ThreedingとARTEC 3Dは、教育現場をサポートするために、高精度かつ手頃な新しい解剖学的モデルコレクションをリリースします
産業の2つの大手企業がタッグを組み、広く3Dプリントできるようにすることで、解剖学モデルの製造市場に革命を起こそうとしています。
2016年10月25日米カリフォルニア州パロ・アルトとブルガリア・ソフィア –モデルの3Dプリントの大手プラットフォームである Threeding.comと、3Dハードウェア＆ソフトウェアの最大手デベロッパー兼メーカーである ARTEC 3Dは、本物のような3Dプリント可能な人体解剖学3Dモデルのコレクションを作るという新しいジョイントプロジェクトを発表しました。これらのモデルはThreeding.comからダウンロードできます。この新しいコレクションは、現時点で最も精度の高いモデルで、腰、膝、肘、下顎骨、脳、筋肉などのスキャンデータを始めとする数多くの高品質3Dモデルを含んでいます。この100体を超える解剖学モデルコレクションは、ARTEC 3Dとのこれまでのジョイントプロジェクトで作成した動物の解剖学3Dモデルも提供しているThreedingのライブラリをより充実させるでしょう。これらのモデルはサイトからダウンロードできます。
解剖学モデルはARTECのプロ仕様の高解像度3Dスキャン技術を使って作成されました。スキャンチームはARTEC SpiderスキャナとEvaスキャナを使ってこのコレクションに含まれる骨や筋肉のさまざまな形やテクスチャをスキャンしました。3DモデリングソフトウェアであるARTEC Studio 11は3Dモデルを素早く正確に後処理するために開発されました。
これまで、科学的に正確な解剖学モデルを作成することは極めて高価でした。今回のプロジェクトの1つの目的は、解剖学モデルのこれまでの製造方法に代わる方法を提供し、頻繁にこれらのモデルを必要とする人々にかかるコストを大幅に削減することです。新たにライブラリに加わるこれらのプリント可能な3Dモデルの初期価格は15～35ドルとなります。また、これらのファイルは教育機関や科学関連組織からのご要望があれば、無料で提供しています。
ARTEC 3D技術を使ってスキャンしたデータから作成した3Dモデルは、Threeding.comからダウンロードし、3Dプリンターを使って自宅でプリントするか、物理的コピーとして直接注文することができます。この新しいコレクションによりデータベースをさらに充実させることで、Threedingは学会を特に対象とした高品質の最終製品を提供するプラットフォームとしての位置づけを確立しています。
「ARTEC 3Dの悠神と一緒に今回も新たなプロジェクトに着手できたことを嬉しく思います。」今回のプロジェクトが完了した際には、150体を超えるプリント可能な高品質モデルを新たに提供することができます。これにより、全体では1500体を超える科学的モデルを提供することができるようになります。」と、Threedingの共同設立者スタン・パータレヴ氏。「今回のプロジェクトにより、当社は商業企業だけではなく、学会に信頼される3Dプリント可能なモデルを扱う最大の市場となります。高品質の3Dスキャンモデルを提供するために、ARTECとタッグを組むことで、当社はさらに拡大しています。お客様が要望する商品、つまり、信頼できる高品質3Dモデルを提供することで、当社の強みを強化しています。」
「今回のプロジェクトは学生や教育者、そして愛好者がプリントしたモデルを使って触覚的な学習体験できるようにするものです。」 と、ARTEC 3Dの社長兼CEOであるアルテン・ユーヒンは言います。「3Dモデルの精度はこれまでのモデルとは比較にならない水準となっています。骨や臓器、その他のスキャンした体の一部のテクスチャや形状は、本物そのものです。」
現在、 ARTECとThreedingは、別の新たなプロジェクトをスタートさせています。これについては、数週間以内にまたこの場でお知らせします。更に詳しい情報は、www.threeding.comまたはwww.artec3d.comにアクセスしてください。
Threeding について
Threedingは、3Dプリント用モデルを販売するだけでなく、これらのモデルを使用するユーザーたちのコミュニティを提供しています。Threeding.com 社は、ティゼーヴェタ＝マリア・パータレヴァとスタン・パータレヴが中心となって、ブルガリア国立アカデミーの生徒たちにより2013年に設立されました。Threedingは歴史的なアーティファクトの3Dプリント可能モデルを取り扱う唯一の3Dプリント市場です。さらに詳しい情報は、以下のWebサイトにアクセスしてください www.threeding.com。
