3Dスキャンソルーション

Artec 3D社のウクライナへの支援内容

Artec 3D AI搭載のHDモードを3DハンドヘルドスキャナのEvaとLeoに備えることで、解像度を従来の2倍以上に向上

カリフォルニア州サンタクララ、2020年10月14日– 世界的に名の知れた、プロフェッショナル用3Dハードウェア兼ソフトウェアの開発者および製造業者であるArtec 3Dは、ハンドヘルドスキャナであるEvaとLeoの解像度を従来の2倍以上に向上させる、独自のAIエンジンの開発に成功したことを本日発表します。 この新しくリリースされたHDモードの使用で、解像度は最大0.2mmになりました。Artec 3Dは、深い畳み込みニューラルネットワークを利用して3Dサーフェスを再構築し、3Dモデルの品質を向上させた初めての、そして唯一の企業です。HDモードの使用により、ユーザーは小型で詳細部分が多くあり、複雑な表面を持つオブジェクトや、大型で難解なオブジェクトのスキャンが非常に正確に、しかもノイズレベルを低く保ちながらできるようになりました。Artec3Dによるスキャンとデータ処理用の最新ソフトウェアであるArtec Studio 15を介して、HDモードは無料で全てのEvaとLeoのユーザーが利用できるようになりました。

「社内で開発された訓練方法とCNNの助けを借りて、私達の既存の3DスキャナであるEvaとLeoが今までキャプチャしてきたのと同じ量のデータから、より多くの情報を絞り出し、スキャンがされている場面からより豊かで密度の高いイメージを得ることができたのです 」とArtec 3DのCTO(最高技術責任者)であるグレブ・グーセヴ(Gleb Gusev)氏は述べています。「現在、同じスキャナから最大64倍の測定値がHDモードによって得られます。これにより、最終モデルの解像度が2倍以上になり、ノイズが大幅に減少します。私達の新しいアプローチから得られるもう1つの利点は、通常のアルゴリズムと比較して、この手法でははるかに正確にサーフェスを再構築できることです」

「私達は、今業界で1番最先端の新しい3Dテクノロジーを開発するだけでなく、既存のソリューションのパフォーマンスを継続的に強化していくことで、私達のユーザーがこれからもずっとArtec 3Dのユーザーでいてくださるよう、懸命に取り組んでおります」と、Artec 3Dの社長兼CEOのアイルトン・ユーヒン(ArtyomYukhin)氏は述べています。 「この種のニューラルネットワークを搭載したHDモードのリリースは、ユーザーがすぐに恩恵を受けることができるので、これは3Dスキャン業界にとって素晴らしいマイルストーンと言えるでしょう。このような重要なアップグレードを無料でリリースする企業は非常にまれですが、当社のテクノロジーに投資することによって、今後ユーザーはずっと利益を受け続けることができるということをユーザーに知ってもらい、安心していただきたいのです」

Artec 3Dは、コンピュータービジョンとAIに深い歴史があり、独自の3Dの顔認識デバイスやテクノロジー業界の先駆者達向けに、AIアルゴリズムを作成してきました。特に注目すべきは、Artec 3DのAI専門チームがApple社と協力をして、Face IDの開発を支援したことです。現在、Artec 3Dはその専門知識を活用し、AIを3Dの顔だけでなく、あらゆる種類の3Dオブジェクトに適用しています。Studio 15ソフトウェアで、Artec 3DのAIエンジンに供給する畳み込みニューラルネットワークは、数百万のデータポイントと数百、数千の3Dモデルを使用して、HDモードで最適なパフォーマンスが確保できるよう、訓練されています。

EvaやLeoのユーザーがHDの再構築をオンにすると、従来と比類のない解像度とカバレッジ、そして詳細部分をキャプチャするスキャンに期待ができます。また、標準の1倍から、Evaの驚異的な36倍、Leoの64倍まで、HDスキャンに必要な密度を選択することもできます。HDモードで利益を得るには、ユーザーは NVIDIA GPUと2 GB(Evaの場合)又は 4 GB(Leoの場合) のVRAMが、適切なスキャンとデータ処理のために必要になります。NVIDIAは、Artec 3DがArtec Studioユーザー向けに推奨する、グラフィックカードのメーカーです。

HDモードでは、ユーザーはEvaやLeoスキャナを使用して、従来の2倍以上の解像度で、より詳細部分を持つオブジェクトのスキャンができます。このモードを使用することで、シャープで薄いエッジを高解像度で簡単にキャプチャすることができます。穴やギャップがあるもの、深さや角度がいろいろあるもの、くぼんだ領域があるものなど、スキャンを困難にさせるさまざまな表面のある複雑な構造でも、フレームひとつひとつで組織的に再構築させることで、可能な限り最高のスキャンを実現させます。HDモードでは、オブジェクトの色が真っ黒であっても、それに光沢があっても、頭髪や毛皮で覆われているような扱いにくい表面があっても、信じられないほどの詳細部分を含んで、より簡単にデジタル化ができます。HDモードでは、生データと最終モデルの両方でハイレベルのノイズ除去が行われるため、スキャンがされたオブジェクトを編集しなくても、リバースエンジニアリングやその他の多くの用途に即対応ができます。

Artec 3DのHDモードの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。www.artec3d.com/portable-3d-scanners/hd-mode

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