スキャン・トゥ・CADの最適ソリューション
Artec 3DはCADソフトウェア市場大手のSOLIDWORKSと提携し、エンジニアとプロダクトデザイナーに最高の3Dエクスペリエンスをお届けしています。Artecスキャナでオブジェクトをキャプチャしたら、高精度の3Dモデルを作成し、クリック1つでSOLIDWORKS環境にエクスポートすることができるようになりました。
SOLIDWORKSは世界中の幅広い業界で使用され、高い評価を得ているCADソフトウェアです。パワフルなツールを満載したこのソフトウェアはリバースエンジニアリング、工業デザイン、ラピッドプロトタイピング、分析などに最適なソリューションです。
Geomagic for SOLIDWORKSプラグイン
オブジェクトのキャプチャからそのまま製造現場で使える3Dモデルの作成までを1つのシームレスなワークフローで行えるようになりました。
Artec StudioとSOLIDWORKSのライセンス保有者は、現在市販されている中で最も高度なスキャン・トゥ・CADの最適ソリューションであるGeomagicのプロフェッショナル向けプラグインを使い、3Dモデルを直接SOLIDWORKSにエクスポートすることができるようになりました。3D Systemsが開発したこのプラグインを使えば、素早い設計やエンジニアリング、および製造工程をスマートで簡単なワークフローで、お客様がキャプチャしたすべての3DスキャンデータをCAD環境で編集できます。
Geomagic for SOLIDWORKSは、メッシュ編集、ポイントクラウド処理、ガイダンス付き自動抽出機能、有機的な3Dスキャンデータへの高速で正確な表面フィッティング機能など、優れたツールが満載です。ほとんどあらゆるオブジェクトをキャプチャし、そのまま製造現場で使える特徴を捉えたソリッドな3Dモデルを作成します。
Geomagicのリバースエンジニアリング用アルゴリズムは、欠落しているデザインデータをすぐに再構築するため、老朽化していたり壊れた鋳型を新しくしたり、失われたデザインファイルを作成し直したりする際に特に最適です。このプラグインにより、複雑なSOLIDWORKSモデルのデザイン全体でも、構成部分でも簡単に作成することができます。この機能は、完璧なフィット感を実現するための補綴装置のカスタマイズによく利用されています。
機能満載のスキャン・トゥ・CADソリューションであるGeomagic for SOLIDWORKSを使うことにより、利用可能な標準偏差分析ツールでモデルの特徴の精度を確認することもできます。CADデータを素早く簡単、正確に比較し、オブジェクトをメッシュ化することができます。
オブジェクトを3Dスキャンし、そのまま製造現場で使えるモデルを作成するには、次のシンプルな手順に従ってください。
Artec 3Dスキャナでオブジェクトをスキャンします。
ここでは、Artec Space Spiderを使い、いくつもの穴のあるオブジェクト「ボールジョイント」をキャプチャしました。穴をしっかりとキャプチャするために、スキャナがすべてまたは少なくともほとんどのエッジ部分をトラッキングできるようにしました。最大限キャプチャできるよう、90度の角度でスキャナを保持します。
スキャンが完了したら、Artec Studio 3Dソフトウェアでモデルを確認し、編集します。オートパイロットモードを使えば、ユーザーの手間を最小限に抑えて素早く自動で後処理を行います。マニュアルモードを使って、細かく処理をしていくこともできます。
「File（ファイル）」タブの「Export to SOLIDWORKS（SOLIDWORKSへエクスポート）」ボタンを押し、ファイルのSOLIDWORKSへの転送を開始します。SOLIDWORKSソフトウェアが起動するのを待ちます。
SOLIDWORKS環境でモデルを確認、編集します。
Geomagic for SOLIDWORKSの特別機能について読む
ポイント/ポリゴン編集ツール（スキャンアライメントを含む）
Geomagic for SOLIDWORKSは3D画像を素早く編集・修正できるよう、必要なツールを提供しています。新しいスキャンデータを先にキャプチャしたデータや世界座標系とアライメントすることもできます。
アライメント
メッシュ修復前
/後
基準ジオメトリとパラメトリックの特徴を抽出
Geomagic for SOLIDWORKSを使用することにより基準ジオメトリを抽出し、スキャンデータから直接編集可能なパラメトリックな特徴を作成することができます。
基準面の抽出
公転特徴の抽出
断面スケッチを作成し、SOLIDWORKSツールセットを使いモデルを構築
Geomagic for SOLIDWORKSはSOLIDWORKS環境で動作するため、慣れ親しんだツールとワークフローで、スキャンデータからモデルを簡単に作成できます。
スキャンデータでSOLIDWORKSスケッチングツールを使う
スキャンデータでSOLIDWORKSスレッドツールを使う
有機的で自由な形状に最適なNURBサーフェーシング
Geomagic for SOLIDWORKSには、NURBサーフェースを素早く作成するための機能も搭載されており、有機的で自由な形状をキャプチャし、これを使ってお好みのモデルに使用することができます。
NURBサーフェースの作成・使用方法
偏差分析
Geomagic for SOLIDWORKSプラグインを使用することにより、SOLIDWORKSモデルとスキャンデータ間の偏差を確認することもできます。これにより、正確なデザインを作成でき、優れたトレーサビリティを実現できます。
偏差分析
Geomagicのプラグインにより可能となった上述の機能のほか、SOLIDWORKSのその他のツールや機能も最大限活用してください。ラピッドプロトタイピングや品質管理、リバースエンジニアリングなど、ワークフローを変え、キャプチャしたデータを新しいワクワクした気持ちで作業するための方法見つけてください。この素晴らしい3Dエンジニアリングソフトウェアを使って、製品品質を改善し、パフォーマンスを向上し、ユニークで画期的なデザインを作成しましょう。
Autosurfaceを使い、金型をGeomagic for SOLIDWORKSで作成
3DスキャンしたらSOLIDWORKSで作業を開始します。
Geomagicのプラグインを使えば、有機的な形から正確な金型を8分未満で作成できます