穴のあるオブジェクトをスキャンするときに考慮すべきことの1つは、ノイズが多すぎると穴がブロックされてしまうことがたまにあることです。つまり、最終的な3Dモデルの穴の向こう側が見えずに、きちんとした穴に見えないことがよくあります。これは、特に製造やリバースエンジニアリングで問題になる可能性があります。ただし、これは、LeoがArtec Studio 15に追加されたAI搭載のHDモードでスキャンをする場合には問題にはなりません。最小限のノイズで、穴は塞がれずにうまくキャプチャがされ、この最終結果ではっきりと見ることができます。
このオートバイのエンジンカバーを見ると、ディテールが細かく、表面が黒いという課題がありますが、解像度が上がると、エッジがはるかにシャープになります。これは、オブジェクト全体だけでなく、細部や細い線、そしてもちろん穴にもメリットがあります。
Leoを用いてのスキャンが、こういったケースの最も簡単なソリューションになります。キャプチャするものをリアルタイムで確認しながらスキャンができますし、表示されているものが後処理後に3Dモデルにきちんと変換されるという確信も持てます。
このモデル全体をよくご覧になってください。線やディテール、フォームなどから、この3Dモデルがいかに驚異的な精度で元のオブジェクトを表しているかをご確認ください。その穴には特にご注目願います。AS15を搭載したArtec Leoにより、かつては不可能と思われていたことが可能になりました。それは、オブジェクトをただスキャンするだけでなく、穴があるべき場所のネガティブスペースを適切にキャプチャすることもできるようになったということです。
ライセンス
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オートバイのエンジンカバー 出典 Artec 3D