このオートバイをスキャンする際には、注意すべき点が2つあります。そのひとつは全体的な形状で、もうひとつはホイールとオートバイの両サイドにある複雑なジオメトリを含む、さまざまなディテールです。最良の結果を得るために、Artec EvaとSpace Spiderの両方を使用しました。
まず最初に使用したのはEvaでした。その車両にある光を反射する表面をスキャンするために、そこに光沢防止スプレーをかけたことで、そのオートバイの全体的な形状をすばやく簡単にスキャンすることができました。その座席とガソリンタンクには特徴がなかったため、スキャンが困難になる可能性があったので、それらの滑らかな表面にはマスキングテープを数枚貼り付けて、わずか15分で簡単にスキャンができるようにしました。
スキャンをするにあたって、このオートバイの残りの部分に余分な特徴を追加する必要ありませんでした。ご覧のとおり、さまざまな機械部品を備えたこの車両には、豊富なジオメトリが満載だったからです。これらの複雑な形状はスキャンには最適ですが、実際には1時間半という長い時間がかかりました。このプロセスにおいての明確なハイライトは、バイクチェーンでした。その薄く反復的な形状により、私達はそれが以前よりも大きな課題になると想定しました。しかし、Space Spiderのスキャン深度は300〜400ミリメートルなので、その背後の背景をキャプチャするには十分でした。
結局、EvaとSpace Spiderでのスキャンと処理を含むプロセス全体にかかった時間は・・5時間45分でした。
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オートバイ 出典 Artec 3D